百万円と苦虫女を見たって話
睡眠スイッチドルチェ&ガッバーナの半無職が毎日ブログを書くネタがある訳無いだろ!いい加減にしろ!
こんな早朝にまたブログ更新とか読む人なんておらんやろとすっげぇ思うんですが、俺が書きたい時に書くのが正義なんや文句を言うなって事で。
元々やりたかった映画感想です。
予告
2008年蒼井優さん主演の映画ですね。他のキャストに森山未來さん・ピエール瀧さん・堀部圭亮さん・笹野高史さんと言った有名キャストさんとかも配役されている映画です。
あらすじがこんな感じ。
『百万円と苦虫女』(ひゃくまんえんとにがむしおんな)は、2008年7月19日公開の日本映画。蒼井優が演じる主人公の鈴子がひょんなことから前科持ちになってしまい、実家を離れて各地を転々としながら生活していく姿を描いた青春ロードムービー。
出典:Wikipedia
本題。
率直に言えば映画の出来が素晴らしいから見て欲しいだとか、画角やコントラストに拘っているシーンが素敵だとか、半○直樹みたいに痛快なシーンがあるだとか。…そういうのを抜きで是非色んな人に見て貰うべき映画なんじゃないかなと思いました。
作品に出てくる、主人公の鈴子が各地で出会う人それぞれがよく見る形で不器用なんですよね。あらすじにもある転々としているって言うのは主人公の鈴子(蒼井優)は100万円を貯めたら家も借りれるし、ある程度生活の目処が立つって事で100万円を貯めたら次の土地へと引っ越そうって決めるんです。海沿いから山へ、山から都会へって言う分からなくもない様なその移動の仕方だとか景色の変わり方みたいなものも作品を楽しむものの一つで面白いなってのがあるんですが、個人的にはその移動した先々で出会ったその場所での主人公が凄く良かったんですよ。
距離を縮めたい若者、年頃なのを理解している物の距離感の詰め方が分からない人、強引に関係を続けようと思った恋人
この三人の不器用さがとても愛おしいんですわ。何処かやっぱ、感じれる部分があるんじゃないのかなって思っているんですよ。自分なりの紳士であって、真摯な優しさが受け入れられなかったりした時の自分だとか、相手との優しさと押しつけではない、距離感を測ろうと必死な自分だとか、恋人と如何に続けられるかって相手に直向きだった頃の自分だとか。
そして、その主人公たちの周りにある空気感も何処か嗚呼、あったなぁ…ってまた感じれるんじゃないかなって言う。よく見るヤンキーや田舎の排他的な空気感だったり、バイトに嫌味の様に垂れ流す上司的な人だったり、何気ない恋の始まり、初めて恋人の家に行った時、キスした時、申し訳ない事をお願いした時。…最後は俺は既視感しかなくて、とてもお腹痛くなったんだけど。
人間臭いんですよね、全体的に。作られた綺羅びやかな物じゃなくて、ラストも若干触れるとハッピーエンドでは無いんですけれども、どん詰まりになるぐらいの嫌な空気が漂うものじゃないが故に嫌いじゃなくて。此れも作られた物の空気感がー…ってより、多分何処か偶然には生まれたんであろうって言うのと鈴子の雰囲気も良かったのかも知れないけれど。兎に角、泥臭い訳でもないけれど清々しいんですよね。
本作品の肝はやっぱし、移動してなんやかんやで人と接する事が苦手で煩わしい事から逃げる様にして転々とする人間として弱い鈴子ってのがあると思うんですが、転々として人と関わることが煩わしい事と感じて逃げている…若干被る自分の立場から見ると、羨む事は生活上大変やって分かってるから無いんだけれど。生活が自立しているから強いってのは抜きで強い人やと思うんですよね。最初の関わり合いから結局前科なんで!とか逃げてる部分は弱さなのかも知れないけれど、移動を決める迄早い鈴子の様子とか見てると他作品のアニメ作品ですが、言葉を借りるなら人間強度が強えなぁって思うんですよ。最後で期待してたのに諦められた所とか特に俺は思ったりしたかなっていう。
そんな映画だったかな。
いやー、と言うか普段以上にどんな風に書いたら良いのか分からんもんっすね。また何か映画見てちょっと慣れます。お勧めされた映画が今登録してる所に見つかんねぇからなーに見っかなぁ。
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