ファルコン&ウィンター・ソルジャーを見たって話。
前回同様、ネタバレは有り。
暇なんですか?暇なんです。
中々思うように行ってない様をTwitterでガス抜きをする様に晒した後は、落ち着いた様に昨日の熱を覚まさぬようにDisney+独占配信MARVELドラマ、MCUフェーズ4に繋がるファルコン&ウィンター・ソルジャーを一気に見てました。何だかんだで元気が無いな自分と思いながらも、深夜に起きて4時間弱の映像作品を楽しんで、二時間の仮眠からぶっ通しで見てるのは逆に体力があるのでは?なんてふと、映像の終わりから始まり迄の合間にパチンコ打っている知人の現状を知る為に覗いたTwitterと共に思ったり。
だけれど、どちらかと言えば映像作品自体が物凄く楽しめたから見続けた事の方が強いと思う。
本当に面白かった。MARVELの始まりは何気なくガキの頃に見ていたブレイドが始まりだったと思うんですがMCUの始まりでドチャクソに嵌った原因は2014年公開のキャプテン・アメリカウィンター・ソルジャー。ジェームズ・ブキャナン・バッキーと言う何とも語感の良いキャラがウィンター・ソルジャーとして復活し行う戦闘シーンが滅茶苦茶に好きが故にか、前回のワンダヴィジョンと違って魔法やナノテク等と言った近代的なアイアンマン的要素が強い訳ではない一般人寄りのヒーローと超人兵士が主に活躍することがメインなので、行われる戦闘シーンは主に肉弾戦。殺陣とはまた違う人の戦い、プロレスとはまた違う肉体のぶつかり合いが凄く楽しめたなと。
次に中身に触れていくと、超人血清=ヒドラって事で再登場したまさかのシビル・ウォー以来のジモ。立場が違う状態でバッキーと話すシーンとか、結構原作寄りの自分は元々公爵云々で~みたいな件も好きだったし、そう言えば居なかったですね貴女って言うシャロン・カーター再登場。え、何でこんな風になってんの?みたいな突っ込みどころしか無いポジションで色々とやってたり…謎が謎を呼びつつ、新しいヴィランとして活躍するのかどうなのかなんて感じでしたね。二人に至ってはバディ物として王道と言うか、共通の知人が居るから単順に仲良しこよし~みたいなノリじゃないながらも、段々と分かり合っていく姿が凄く良くて、MCUの映画も滅茶苦茶に楽しみやなーとか。
2本続けて見て思うのは今回のドラマと言う尺を使って描かれる人としての弱さが本当に良かった。少し話を反らせば…僕自身、アイアンマンが好きなんですよね。始めて見たあの赤と金のシンプルな造形から機械に組み立てていく様に変身する姿、鞄で変身する姿、自動的に飛んできてパーツを用いて変身する姿、ナノテクと言った技術に身を包んで変身する姿。ロマン溢れる物ばかりを使い、性格が悪く、傲慢で、綺羅びやかな社長と言う立場ながらも一番人として弱い姿を常に人前で晒さず、現実的に立ち向かう姿がとても好きで。人間味溢れるトニー・スタークと言う人物が凄く好きなんですが~…またこれが今回ファルコンのヒーローとしてもキャプテン・アメリカと言う抱えきれない物を持った葛藤が堪らなく愛おしい。アルピーが何年か前に最弱ワロタァ!とか弄ってたけれども、今なら俺も炎上に加担しそう。…キャプテン・アメリカ、スティーブ・ロジャースが全てに置いて信用をし、託して貰ったと言うプライドだけじゃどうにもならない、キャプテンが持っていない物も持っていない自分に葛藤しながら盾と向き合う姿が人間味あって良くて。
その葛藤の合間に、アメリカの象徴として生まれた国債マンならぬ新キャプテン・アメリカも凄く良かった。大きな背後のエゴで生み出された象徴の役目を背負いながらも、段々と無精髭塗れになって擦れていく様が壊れていく様が何とも良かったですね。人として当たり前に怒りに任せてしまった失敗をして盾を奪われて無くして…キャプテン・アメリカじゃなくなって。それでもテロ組織が何か起こした際は、アメリカの象徴の格好に身を包み世界一頑丈な金属ヴィブラニウムとは対を成す様なハリボテ盾を滅茶苦茶に壊されながらも戦って、盾と人命を交互に見て人命を取ったのは、キャプテン・アメリカを為そうとしているんだなと思って素敵でした。
改めてこの作品ってまた単順なMARVEL作品って訳じゃないのが凄いですよね。中身を通して見て思うのは僕自身Twitterとかで少し語った事有るような気がするんですが、本当にスティーブ・ロジャースは改めて狂っているんだなと。氷漬けになる前に愛した女の為ではなく、人の期待や全てに答えたまま、自分の為じゃなく他人の命や世界の為と言った万人が分かる訳じゃない物を自分の芯として立てて戦えてたのは本当にヤバい奴やなーがははみたいな事を思いましたね。いや、ホント凄いわ。
それと改めてポリコレwwwwwwwwみたいな日本で茶化す世論はごく普通、当たり前になってきて自分が見ているここ最近の映画で感じる部分はあったり、直近だと何かクルエラも何か面白いけれども…違うだとかもあったり、日本じゃ馴染みが無いですが海外の何処でもある難民問題…海外はやはり人種、人権、複雑なんだなとも。急に出てくるアジア人の女性とのデートとかのシーンは若干ながらもアジア人関係の話で其処もアジア人を入れなくて良いんじゃないかなんて思ってましたが、それ以上に黒人と難民関係の話は根が深いものなんだなと。ファルコンがとあるキャラが居る黒人ばかりが居る街に行った際、警官に「サングラスを付けてない所為でか、この街だと皆同じに見えてしまって」だとか言う台詞だったり、吹き替えで字幕出して見てたんですが、それこそ街の中での黒人同士のやり取りって吹き替え的な部分では茶化す様な部分とかが演技上でも強いなとか、最後のファルコンの話もどちらかと言えば主張を言ってるだけには思っていたんですけれど、結構字幕的には何だろうな…仕方なくでは無いぐらい世論を諭す様な展開をしてるんですよね。どっちも一緒では有るんですが中々こう…思う節があるなと感じるぐらいには結構ギスギスした感じの文章が並んで居て、APEXもここ最近加藤純一でさも弄ってましたけれど、もはやギャグかな?と思うぐらいにはアジアンヘイト云々も主張してましたが根深いものなんだなぁなんて。
んまぁ、暗い話を最後に持ってきましたけれども。ワンダヴィジョンとはまた違った楽しみが出来た映画で良かったですね。満足感が異様に高くて、新キャラや目まぐるしいぐらいの展開をこれからもフェーズ4で見せられるとなると期待しか無いなって。出てくる新キャラでさえも全員が魅力的ですし、Disneyとぐだぐだなのかコロナ渦中なのも相まってか撮影関係は何とも言えない状況らしいですが、今後もドラマは期待したいですね。来月のブラックヴィドウも楽しみにしながら僕は今からズートピア見ます。
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